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じんせいぼんやり放浪記

うつ病で退職した元OLが、日々の気分の記録と、元気になることを目指してぽつぽつ考えたことをかくブログ。

世界史のこと、学問のこと

高校時代、受験科目を選択するにあたって日本史か世界史どちらかをえらぶように…(志望校によっては両方)とガイダンスで言われた覚えがあります。

授業が楽しかったのは世界史でしたが、私の脳みそがあまりにも鳥頭すぎて「複数のことがいろんな地域で同時進行で起こっている」状態が全く理解できず、時系列が一つしかない日本史を選択しました。

(フランスのナントカ朝のころ、一方イギリスでは…とか言われたらもうチンプンカンプン。しかもそれに美術史だのなんだのと加わってくるともうお手上げです)

けれど、高校のころのわずかな知識も忘れ去り、チンプンカンプンで一生を終えるのだろうか……と思いつつ、山川の教科書すら私の鳥頭を前に太刀打ちできず途方に暮れていたところ、こんな本を見つけました。

 

若い読者のための世界史(上) - 原始から現代まで (中公文庫)

新品価格
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いいところ

●おおまかな流れが一冊にまとめられていること

●子供に話して聞かせる物語調になっていること

●今の日常と歴史の事象を結びつけ、説明していること

 

とくに「子供に話して聞かせる物語調になっていること」から、読むだけで頭の中にすっと入ってきます。

例えば事実として「紀元前ペルシア人がアテナイに攻め込みました」「サラミスの海戦がありました」みたいなことは断片的に知っていても、どういう流れでそうなったのかよくわからずじまい…となっていたのですが、民族のルーツや彼らの住んでいた土地の特徴など、情景が浮かぶように説明してくれるので、点ではなくて線で歴史をたどっていくことができます。

ただ、鳥頭なので、3回くらい読まないとすぐ忘れそうです…

 

旅先で古いもの(遺跡など)を見るのが好きですが、ただ「何があった場所」という由来を知っているだけではなくて、背景にある歴史と物語を知っているともっと心に残る気がしています。

 

 

私は大学の時に文系の学問を専攻していたのですが、気持ちに不調が出て、自分のことが嫌いだと突きつけられてから先、「大学の時は楽しかったけれど、なんて実にもならないものを4年間も使って専攻してしまったんだろう」と学んだことを否定していました。

でも、この本を読んで、勉強をしたいと思った時の気持ちをすこし思い出しました。

例えば医学みたいに誰かの命を直接的に救ったり、法学のように資格を得ることに通じる学問ではありません。

けれど、私が学んだことは「役に立つ」「役に立たない」というカテゴリーのどちらでもない、けれど人間として心を耕すためには不可欠な学問だと思います。

 

子供のころにこの本を読んでいたら、きっともっと歴史を好きになったと思います。

同じように文系を選んでいただろうけれど、今とは、また違う道を歩んでいたかもしれないな。