今日も歩く
歩いたこと
府中でjazzフェスタなるものがあったので、見物に行っていました。
駅周辺のあちこちで交代で演奏してました。
途中下車して、国道沿いをずっと歩いてみました。
全部で、16kmほど歩きました。
読んだ本の話
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(あらすじ)
他人の目を気にして、びくびくと生きている百合は、単純なミスがきっかけで会社をやめてしまう。発作的に旅立った離島のホテルで出会ったのはノーデリカシーなバーテン坂崎とドイツ人マティアス。ある夜、三人はホテルの図書館で写真を探すことに。片っ端から本をめくるうち、百合は自分の縮んだ心がゆっくりとほどけていくのを感じていた-。
他人の評価をとても気にしている女性の話です。
前に、私は(今も含めてずっと)他人の価値観によりかかって生きてきて、それを外れたことがとても辛いと思っている…ということを書いたのですが、あらすじを読んで、似たものを感じて、読みました。
最初主人公の卑屈な考え方があんまりにも自分に似ていたため、ひたすらしんどくて読むのに時間がかかったのですが、半分を過ぎたあたりからすっと読みやすくなりました。ちょうど、主人公が他者の悩みにぶつかり、「こいつはこんなことで悩んでるのか」と自分の内面とは別のことに考えが向いて、他人の目を意識しなくなったあたりです。
最終的に、何か主人公の状況は変化しているのか?と言われると何一つ解決していないままですが、奥付の対談にある、「自分で不幸になる人は自分で幸福にもなれる」という言葉に考え方一つで変わるものかもな…と思いました。