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じんせいぼんやり放浪記

うつ病で退職した元OLが、日々の気分の記録と、元気になることを目指してぽつぽつ考えたことをかくブログ。

永田カビさん「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」感想文/居心地について

先日読んだこちらについて、まだちゃんと感想を書いていなかったと思い出しました。

 とってもいい本です。

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

 

 

「私の居場所はここではないどこかにあるのではないだろうか」

「私はこんなことをしていて正しいのだろうか」

「私らしく生きるってどういうことだろうか」

ということに悩んでいる時に(というか現在進行形で悩んでいるんですが)読んだのですが、悩みを言語化してくれて、「そう考えているのは私だけではない」と安心できる本だなと思いました。もちろんその答えは自分自身が納得できる形で、見つけ出さないといけないのですが…

 

「自分のあり方に、自分自身で納得する」ということが、居心地のよさ悪さの前提となると思います。

完全に私の偏見なのですが、働くということについて、大きくわけて二つのタイプの人がいるんじゃないかなと考えてます。

 

一つは会社で働ける人。もう一つは会社では働けない人。

(私もですが、後者は学校が嫌いだったタイプの人も多いかもな…と思います)

会社で働ける人は自分の「納得できる」こと、いわゆるやりがいを会社の業務とすり合わせ、結びつけることのできる器用な人です。たぶん今まで学校も好きで、きちんと課題が出せて、欠席も特にしなくてきたと思います。あと部活もちゃんと入ってたな。

 

一方で会社で働けない人は、会社の業務に全く納得がいかなくて、「なんでこんなことに私は週5日もかけてるんだろう…この時間があるなら自分の好きなことに使いたい…」「なんで休みたい時に休めないんだ…好きな時に一年休んで世界旅行したい…」とか考えているような人です。自分の好きなことや興味のあることならいくらでも没頭できる一方で、興味がわかないとマジで使えないやつと化します。部活もだるいからと逃亡するか帰宅部です。私のことです。推しBLカップリングのスライドなら幾らでも作れるのに、仕事は全く進みません!(違う?)

 

もちろん後者の人が自分の考えとぴったり合う会社と出会えたならば、「会社で働ける人」にジョブチェンジできますが、現実問題、日本ではそんな会社は限りなく少ないと思います。数少ない、そんな働き方のできる会社は往々にしてIT系です。手に職をつけたエンジニアの方であれば、「会社」ではなくてその人自身が持つ「技術」に目に見える価値があるので自由な生き方ができそうな気が…

ならば、「ITエンジニアには特に興味はない、でも一回こっきりの人生で自分の好きなように、居心地よく生きたい」と思うド文系の我々やそのほかの人たちはどうやって生きればいいんでしょうか?

私は、換金できる価値を自分に付加することかな…と考えています。

ライターでも、占いでも、カウンセリングでも、同人誌執筆でも、とにかく自分にできることと趣向を掛け合わせたなりわいをつくるのができる道なんじゃないでしょうか。

この本もとっても納得しました。

 

ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方

ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方

 

 

高校や大学の時に気付いておきたかった…

いや、たぶん世の中の多くの人はとっくにそこに気付いていたか、あるいは気付いても自分の中で「会社」とすり合わせてきたと思うんですが、今更「あれっなんか私、世間に超馴染めてなくない…?」と気付いた悲しいやつもいるんですよ!

 

「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」作者の永田さんが途中で話されていた、次の言葉がかなり納得でした。

 

「居心地の悪さ」と言っても、「自分をよく見せようとしたり、自分の本心がわからない居心地の悪さ」と「自分は納得してるけど他人が納得してない居心地の悪さ」は違うし、絶対後者の方がいい

 

「会社に向かない」タイプの人間はまさに後者だと思います。

ですが、悲しいかな人間は社会的動物である〜と言われてるのはやっぱほんとにそうなんだな〜と思うんですが、自分が「これでいい」と思うだけではなくて、他者からもその生き方を認められないと辛くて仕方がないんですよね。

その他者を「世間一般」と広い広い人に認知してもらおうと思うとむちゃくちゃ辛いと思うのですが、数人でも肯定してくれる人がいるなら安心できるはずです。

もう一つ安心感をもたらすのは金です。「自分の価値で金が稼げている」というところまで達することができるのなら、だいぶ安心できると思います。

(そこまで持ってくのが大変なんですが… どうやって自分で稼げばいいの?ということについては考えがまとまったら書きます。)

 

会社に所属するというのは楽です。

所属しているだけで少なくとも他人(世間)に認めてもらえる。お金が手に入る。

会社に所属しないということは、自分自身で自分の価値を認めさせていかなくちゃいけないので後ろ盾もクソもないので辛い道ではあると思います。

でも、いやだいやだって思いながら会社に通って日々を浪費して、定年になってから私は何をしていたんだろうと確実に後悔する生き方も、「会社に向かない人々」にとっては相当辛いと思います。

永田さんはこの漫画で一挙注目を浴びて、「自分の発信したもので、他人に認めてもらう」という「甘い蜜」(毎日たのしく生きていくために必要なこと)を得たと書かれてました。

何かに所属するということは、必ずしも自分にとっても居心地にはつながらない。人によって価値観は様々だけれど、私の場合は、自分自身が自分の居場所になるのが答えなのだろうな、と感じた、そんな感想文でした。

 

追伸 今永田さんがご連載されてるこの漫画も面白いです。

comic.pixiv.net